いざという時に知っておけば安心!補聴器の初心者のために知識や選び方などを詳しく解説
補聴器が必要になったとき、初心者の方は耳鼻咽喉科で受診してかかりつけ医から補聴器の使用をすすめられるケースが多いのですが、聞こえが悪くなったのでオンランショップで購入する初心者の方も意外と多いのではないでしょうか。
自分に合うものが見つかれば良いのですが、実際に装着して試してみないと聞こえが良くなっているのか、このような判断ができませんので、購入する場合は専門店に直接出向くことをおすすめします。
また、医療費控除の対象になることもあるので、その条件などについても知ることが大切です。
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いざという時に知っておけば安心!補聴器の初心者のために知識や選び方などを詳しく解説
- 補聴器とは難聴患者の聴覚を補助してくれる医療機器
- 補聴器を探すには難聴の種類とどの程度の聴力があるのか確認をすることが必要
- 補聴器には耳あな型や耳かけ型またポケット型などの種類がある
- 補聴器は使用目的や聴覚の程度に合わせて選ぶとよい
- 補聴器と本来の音の両方を聞きたい場合は骨伝導で音を使える眼鏡型がおすすめ
- ポケット型補聴器は音量調節やプログラム操作を手元で簡単に行えるメリットがある
- 耳あなは個人差があるのでつけ心地がよいかどうか試してから補聴器の購入をしたほうが良い
- 自分にとって満足できる補聴器を購入する場合は技術者が常時いる専門店で探したほうが良い
- 補聴器の音響効果を上げるには劇場などの公の場所では前列の真ん中の席に座ること
- 補聴器を購入後長期的に使うには定期的な掃除とメンテナンスをしたほうがよい
- 初めて補聴器を購入後装着して疲れたら休憩を入れること
- 補聴器の音質はメーカーによってかなり異なる
- 補聴器の購入の負担を減らすことが可能な場合もある
- 国内で補聴器の販売や普及されているのは日本補聴器工業会が貢献しているから
補聴器とは難聴患者の聴覚を補助してくれる医療機器
補聴器とは、難聴患者の聴覚を補助するものであり、そのほとんどは医療機器の認定を受けているものとなっています。
そのため購入する際には薬やその他の治療行為と同じように医療控除の対象となるほか、体の不調をサポートする機能を有していることが特徴です。
基本的な補聴器の構造は、本体にマイクロホンが取り付けてありこれにより周囲の音を拾って、その音を増幅して耳に伝える機能を有しています。
また本人の耳の状態に合わせて、様々な音質を聞こえやすいように変化させたり、低音や高温のバランスを整えるなど、複雑な機能を持っているものもあるのが特徴です。
補聴器の中には単純に音を増幅するだけのもののほか、その伝え方にも特色を持っているものが少なくありません。
近年では耳の鼓膜に空気の振動を伝えるスピーカーのようなタイプではなく、音を感じる耳の部分の骨に直接振動を加える骨伝導方も注目を集めるようになっており、自分の症状に合わせて選ぶことができるのも特徴です。
補聴器を探すには難聴の種類とどの程度の聴力があるのか確認をすることが必要
高齢化社会となって久しい現代では、65歳以上の方が総人口の半数を占めるようになりました。
年齢を重ねると自然と身体機能が低下をしますが、もっとも顕著に低下をするのが聴覚です。
55歳の段階で主に高音域を聞き取る力が弱くなり、テレビのボリュームも20以上にしないと聞こえないという方が80パーセントを占めていました。
その際は補聴器を購入して、若い頃と同じ周波数を聞き取れるようにするのが賢明です。
ここで簡単に、これからはじめて補聴器を買う方に向けた選び方のコツをご紹介しましょう。
まず、どこで補聴器が買えるのかというと、日本ではメガネ店で対応をされているのがポイントです。
聴覚技師という特殊なスキルを持っているスタッフが在籍をしており、顧客に対して検査を実施することで、適切な商品を提案されます。
難聴の度合いは病院でも調べることができ、そこで処方箋を書いてもらうことでも補聴器を選んで入手をすることも可能です。
補聴器には耳あな型や耳かけ型またポケット型などの種類がある
補聴器は1種類だけでなく、耳あな型や耳かけ型、ポケット型などに分けられるのではないでしょうか。
耳あな型は一般的に知られている補聴器で、一見するとイヤホンのように見える製品もあります。
着脱が簡単で使い勝手が良く、高度の難聴にも対応するのが特徴です。
耳かけ型は小型の本体を外部に装着して、イヤホン部分をあなに入れる種類です。
耳かけ型もデザインが洗練されているので、目立ちにくくおしゃれに着用できます。
ポケット型は本体がポケットに入るサイズで、手元で操作できるのが魅力です。
大きなスイッチを採用している製品は、ポケットに入れた状態でも操作しやすいです。
充電に対応するポケット型の補聴器であれば、簡単に充電していつでも使えるように保てます。
補聴器は大きく分けて3つありますが、いずれも特徴があって目的に合わせて選べます。
メガネやマスクをする人、デザイン性を求める人、使いやすさを重視する人でそれぞれ候補を絞り込めるのではないでしょうか。
補聴器は使用目的や聴覚の程度に合わせて選ぶとよい
補聴器は個々の聴覚のニーズに合わせて選ぶことで、基本を知っておくと理想のひとつに出会うことができます。
まず大事なのは音量調整で、聴覚の程度に応じて適切な音になる補聴器を選ぶことです。
聞こえづらい環境でも快適に聞けるようになることは最初の一歩といえます。
騒音があったり混雑した場所での使用を考える場合では、ノイズキャンセリング機能があると使いやすいです。
軽度から中等度の難聴の場合では、補聴器を使用することで日常生活での会話や環境音を補完することができます。
重度から重度以上の難聴だと、高度な補助技術が必要かも知れないので前もって調べておくことは大切です。
交換不要のリチャージャブルなタイプもあり、電池交換の手間を省けると使用していても音が聞こえなくなるトラブルにならないので安心できます。
日常生活の質を向上させる重要なツールなので、聴力専門医や専門家と相談したり、最適な補聴器の選び方では上記を考慮することが大切です。
補聴器と本来の音の両方を聞きたい場合は骨伝導で音を使える眼鏡型がおすすめ
補聴器の中には骨伝導を採用したものがあり、音が頬骨に反響したのを捉えて音声を聞こえるようにした機種があります。従来型の補聴器ではマイクから収集した音声を電子回路で増幅させて、ボリュームがアップした状態で聞くことができる一方で、ノイズの混入があったり音量の調整が難しい場合もあります。骨伝導の場合は音声が頬骨に伝わってから電子回路に届くまでのプロセスで電気的な作用は介さず、自然な形の音声に聞こえるのが特徴です。その中でも眼鏡型のものが人気で、普段から着用してもナチュラルな様子になるのも評判です。音声が伝達するためには反響するためのパーツが必要になりますが、眼鏡のフレームという一定以上の大きさがあることからほどよく反響して周囲の音を聞きやすくなります。これにより補聴器と本来の音の両方が聞けるのはもちろんのこと、会話を楽しめたり、周囲の音を感知することがしやすくなるのもメリットです。眼鏡型の補聴器なら、生活の質を高めることができます。
ポケット型補聴器は音量調節やプログラム操作を手元で簡単に行えるメリットがある
ポケット型補聴器は他の機種と比べて本体が大きく、耳に直接装着することができません。一方で本体を体から離して使用する特性を活かし、自分の目で画面を見ながら音量調節やプログラム操作が行えるなどの利点があります。補聴器の音量調節を細かく行いたい、自分の目で確認してプログラム設定をしたいといった場合にも、ポケット型の補聴器が最適でしょう。このタイプの機種は文字や数字をくっきりと画面表示してくれるため、ものが見づらい人にもおすすめです。大きく表示された文字を確認しながら設定を行えば、ミスにより音が聞こえないなどのトラブルも防ぐことができるでしょう。また、耳掛け型などの他の機種と比べて大きな音を出せるため、難聴の度合いが高い人で合ってもスムーズに使用可能です。難聴の度合い自体は軽度であるものの画面を見つつ操作をしたい人はもちろんのこと、重度のため大きな音を必要とする人にとっても便利な機種となっています。
耳あなは個人差があるのでつけ心地がよいかどうか試してから補聴器の購入をしたほうが良い
補聴器の購入を検討しているときは、カタログで機種を選ぶのではなく実際に店頭で試着をしてみることがおすすめです。ヘッドフォンやイヤホンは音楽やラジオを聞くときだけ付けているので耳に合っていなくても違和感が出にくい、もしくは我慢できる範疇であることが多いですが、補聴器は一日中装着していることも少なくありません。耳に合っていない機種を装着していると痛みや違和感が出てきて、付けていること自体が不快になってしまいます。そういったことがないよう、購入前に試着して耳に合うかどうかをチェックしておくことは重要です。試着する際は人が話している声を聞くだけでなく、自分も声を出して会話をすることが大切です。相手の声をしっかりと拾えていて、さらに耳に痛みなどがなければ購入候補になるでしょう。また、耳かけ型の補聴器には耳栓が付属している場合があります。この場合は本体だけでなく耳栓も実際に装着してみて、違和感がないことを確認しましょう。
自分にとって満足できる補聴器を購入する場合は技術者が常時いる専門店で探したほうが良い
自分にとって満足できる補聴器を購入する際には、技術者が常時在籍している専門店での購入がおすすめです。個々の耳の状態や聴力に合わせて調整が必要な製品です。専門店では専門的な知識と経験を持つ技術者が、丁寧なカウンセリングと評価を通じて、最適なものを提案してくれます。さらに購入後も調整やメンテナンスなどのサポートが得られるため、長期的な満足度を保つことができます。専門店での購入は、補聴器を通じてより豊かな聴覚体験を手に入れるための一歩と言えるでしょう。 専門店での購入は品質と信頼性を確保する面でも重要です。厳格な品質管理基準を守り、信頼性の高い補聴器を取り扱っています。長期間にわたって補聴器が正しく機能し、望む聴力向上が実現できるでしょう。一方、オンラインや大手量販店での購入では、個別の聴力状況や調整に関するサポートが限られることがあります。身体に直接装着するものであり、フィット感や快適性も重要な要素です。実際に試着して適切なサイズや形状を選ぶことができ、装着時の快適性も確保されます。
補聴器の音響効果を上げるには劇場などの公の場所では前列の真ん中の席に座ること
補聴器を使用する場合には機種を選んだり調整を行い、ベストな状態で会話や周囲の音を検知できるようにしています。通常は左右のバランスが良く聞こえるようになりますが、劇場などの公の場所での演劇などの音響効果をより良い状態で楽しむためには、前列の真ん中の席に座ることがおすすめです。補聴器は一度機種の選定や調整をした場合、それを変更するのが難しい場合があります。劇場には左右にスピーカーなどの音響設備が備えられていますが、どちらかの席に寄ってしまった場合、左右のバランスが取れない状態で聞こえて違和感や不快感を覚えてしまうケースもありました。音響効果に対してすぐさま対応ができないことから、このような問題が生じることがあります。コスト面で問題が無ければ場所に応じた補聴器を用意することも不可能ではありませんが、それだけのために本番の演劇をしてもらってテストをするわけにも行かず、我慢をしなければならないのが現状です。
補聴器を購入後長期的に使うには定期的な掃除とメンテナンスをしたほうがよい
補聴器は聞こえに関する悩みを解消できる一方で、精密な部品が数多く使用されていることから実はデリケートな作りになっています。
大半の利用者は何度も試用を重ねた末に最も合う製品を見つけますが、やがて寿命を迎えて交換が必要になった頃には同一の機種が存在していないケースも少なくありません。
そうなれば再び試用を重ねて、製品を探す労力を費やすシーンが待ち構えています。
そのため、一度気に入った補聴器を見つけたなら少しでも長く使用し続けたいところですが、それを実現するためには日頃からのメンテナンスが大切です。
補聴器の表面は一見すると滑らかに見えますが、実はパーツを接合している微細な継ぎ目があります。
長時間使用しているとそこから汗や皮脂が入り込む可能性があり、もしもそれが電子部品に接触することがあれば故障や寿命を縮める原因となることがあります。
そこで汗を多くかいた場合や雨に打たれた日などは乾いた布で綺麗に拭き取るなど、清潔にしておくことが大切です。
初めて補聴器を購入後装着して疲れたら休憩を入れること
耳の形は人それぞれですが、多くの補聴器は汎用性のある形状をした製品になっています。
そのため、慣れるまでは痛みを感じたり、違和感を覚えてしまうケースも少なくありません。
無理をして装着すると外耳や耳の穴に負荷がかかり、最悪の場合は皮膚に炎症を起こすなどの問題が生じることがあります。
そこで初めて補聴器を購入した場合には、疲れたら休憩を入れることがおすすめです。
人間の耳の多くは軟骨で作られており、やがて補聴器に合わせて形状を変化させてフィットすれば、痛みや違和感は感じなくなります。
ただし、体質や形状によっては、それまでに多くの時間を要する場合も考えられます。
せっかく聞こえの悩みを解決するために装着したのに、痛みや違和感が気になって会話に集中できなくなっては意味がありません。
まずは焦らずに少しずつ慣れることを目指し、適度な休憩を入れながら使用感を高めて行きます。
もしもどうしても合わないと感じた場合は、販売店や耳鼻科などに相談し、他の機種へ変更することも視野に入れることになります。
補聴器の音質はメーカーによってかなり異なる
補聴器の音質は、一定のガイドラインはあるものの具体的にはそれぞれの人により感じ方が異なるため、メーカーによって違いがあります。
これらは具体的に数値で設定することができるものではなく、様々な要因が複雑に入り混じった結果決定するものとなっていることから、それぞれのメーカーが独自に決めているものとなっています。
補聴器は耳が聞こえにくくなった人の聴覚をサポートするものであるため、それぞれの人の度合いによって最適なものが異なります。
単純に音量だけではなく音質に関わる音の帯域の1部分だけが聞きにくくなることも多いことから、それぞれに適したものを設計している場合も少なくありません。
補聴器を購入する場合には実際に利用する人が自分の耳で試してみることが必要であり、その結果最も聞きやすく違和感のないものを選ぶことが良い方法です。
様々な基準が設けられてはいますが、それぞれ聞こえ方が異なることから、この点に注意をすることが大切です。
補聴器の購入の負担を減らすことが可能な場合もある
補聴器は非常に高価な製品であり、経済力に乏しい人の中には生活への影響の大きさから購入を躊躇する人が少なくありません。
しかし、今日は補装具費支給制度を利用することができれば、補聴器購入時の金銭的な負担を減らすことが可能です。
補装具費支給制度には大きく、政府が障害者自立支援法に基づいて運営するものと、各自治体が法律や条例に基づいて運営しているものの2種類があります。
障害者自立支援法に基づく支給制度は、6等級ある聴覚の障害程度等級のうち、2級以上に該当すれば支給の対象となります。
ただし、等級が記載されている障害者手帳を持っていなければ申請はできません。
また、補聴器の種類ごとに購入基準価格が定められており、装着する製品はできるだけこの価格を超えない範囲で選ぶ必要があります。
自治体が独自に運営している支給制度は、要件が自治体ごとに異なっています。
政府運営の制度は障害程度等級が基準ですが、自治体の中には年齢や所得も要件に加えられている場合があります。
詳細は、住んでいる自治体に問い合わせて確認しましょう。
国内で補聴器の販売や普及されているのは日本補聴器工業会が貢献しているから
日本では補聴器の販売や普及において日本補聴器工業会が重要な役割を果たしています。
同協会は関連の企業や専門家が集まり、補聴器の技術向上や普及活動に取り組む組織です。
その取り組みにより品質向上や新たな技術の導入が進み、補聴器のユーザーがより快適な聴覚体験を得ることができるようになりました。
普及啓発活動も積極的に行っており、補聴器の必要性やメリットについての情報提供を行うことで、聴覚障害を持つ人々やその家族に対する理解と支援を促進します。
さらにデザインや装着感の向上にも取り組んでおり、身近で使いやすいアイテムとして広める努力を続けています。
日本補聴器工業会の活動は、市場の成長とともに、聴覚障害者の社会参加や生活の質の向上に大きな寄与をします。
その継続的な取り組みによって多くの人々にとって必要不可欠な支援具となり、聴覚に関する課題が軽減される一助となっています。
技術革新と研究開発の推進にも力を注ぎます。
新しい素材やデジタル技術の導入によって、性能や機能が向上し、ユーザーのニーズに合った製品が提供されるようになっています。